昨日は偶然、同じ発言をする人に二人会いました。
「私、自信がないんですよねー。」
そして、もう一つ、今度は同じ発言をする人に三人会いました。
「僕、自己肯定感が低いんです。」
びっくりしました。50年近く生きてきて、あまりない偶然。昨日は金曜日。「お疲れマックスの日」だからということも関係しているのかな?と思ってしまいました。
私から見ると、そんな風に自分を否定することが全くない!と思える方たちからの発言だったから、驚きました。
私はどうなの?と自分に問いをぶつけると、答えは「フィフティフィフティ」。

ある精神科医の調査によると「自信がある人」は8%、「普通、あるいはない」が残りの約9割なんだそうです。単純に考えると、自信がある人ってかなりの少数派!!!わたしは大多数だとわかり、なぜか?!安心しました。
「自信がある」人の割合から考えると、「自信がある」という少数派に入ろうとするならば、相当の努力が必要になる気がします。「できた!」という度合いも、かなりビックな成果を出し続けないと難しいのでは・・・。
私みたいに、「今日は眉毛がうまくかけた」とか「今日は資料を作り終えた📃」といったレベルではなさそうです。
そこまでの努力をして自信のある人間になりたいか?と聞かれたら、もうええですわ😅💦

日本人の「自己肯定感」に関しても気になります。
ある会社が20代から40代までの人を対象とした自己肯定感に関する調査結果を見つけました。自己肯定感が「かなり低い」「低い」「やや低い」が約60%。「ふつう」を含めると約75%。自己肯定感が「やや高い」「高い」「かなり高い」は約25%。
この会社の見解は「割合としては自己肯定感低い結果の方がやや多いという結果になりました。」でした。
これらの結果を見て、わたし、思ったんです。「国際的にみたら自己肯定感の低い日本人はかなり多い。でも自己肯定感を高めるのは自信をつけるよりはもう少し簡単にできるかもしれない。」と。

自己肯定感ってそもそも何でしょうか?
自己肯定感て「前向き」で「何事にも積極的」に取り組むことができることのように思いますが、そうではない。というより、それだけではない。
「ダメな自分」も受容することが「自己肯定感」なんだそうです。
私も精神的にしんどい時はやってしまいがちなのですが、何か失敗をすると
「ああ、なんて私はダメな人間なんだ」「ああ、私は何をやってもうまくいかないなあ」「仕事なんて、ママ業なんて、全く向いていない」とマイナス思考のスパイラルに入ってしまいます。
だけどね、最近失敗したら、こんな風に考えることができるようになりました。
・ああ、失敗したわ。仕方ないなあ。
・私の器って小さかったんや。
・自分の器がこの大きさなら、次はこうしてみよっと。
ダメな自分も自分だわと、認めてしまう。そしてそれで終わるのではなく、またチャレンジする。これを繰り返していって、ようやく今、自己肯定感の高さは「フィフティフィフティ」になりました。

内閣府の調査結果に、もう一つ興味深いものがあります。「意欲」に関する調査がありました。
「うまくいくかわからないことも意欲的に取り組む」 一位フランス86%、二位ドイツ80%、日本52%
「つまらない、やる気がないと感じたこと」一位日本77%、二位韓国65%、フランス44%
内閣府の見解は「諸外国と比べて,うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組むという意識が低く,つまらない,やる気が出ないと感じる若者が多い。」というものでした。
ちょっと悲しい思いがします。韓国も上位にランクインしてきましたね。素人の私にはわかりませんが、受験大国の結果なのでしょうか・・・?
「失敗してもまた次チャレンジできる」という空気感?が少ないのかな。
たしかに学校や職場において、ただ「結果を否定して終わる」という指導(という名の?!)をされる若者をたくさん見ます。「ひかれたレールをただ歩いてきた僕は、自分で決める自信がないんです。きっと僕らの世代(20代前半)はそんな子が多いと思います。」という若手もいます。
だから、私は私の手の届く半径一メートル以内にいる人(家族、職場のごく近しい人)には、失敗してもまた次に挑戦したらいいよーという雰囲気を全面に出していきたい。でも「大丈夫大丈夫」というだけでなく、「じゃあ次はどうしよっかな?」と一緒に考える人になりたいなあと。
自己肯定感を高めるのは意外と簡単です、きっと。
・ダメな自分も受け入れる。
・「インプット」と「アウトプット」と「フィードバック」をぐるぐる回す。
・失敗を100万回!?繰り返す
まあ、わたしもまだまだ修行中ですが・・・。これならできそうな気がしませんか?できますできます、できますよきっと!

最後に精神科医の先生が言ってた「自信」に関する公式を紹介します。
「自信=自己肯定感×経験」
「『今のままでいい』という、今の自身を肯定するという力」と「経験」とがかけ合わさっていくと自信がつく、というもの。
たとえ成果が出なくても、その過程でがんばった自分を認めてあげられるようになると自己肯定感が高まるはず。がんばった自分を認める(自己肯定感を高める)ためには新しいことにどんどんチャレンジするのがおすすめなんだそうですよ。その結果として自信が沸いてくる、ありがたい話です☺️

なので私の残りの人生、自分にも、そして半径一メートル範囲にいる人たちにも、失敗してもチャレンジし続ける舞台が作れたら、めっちゃうれしい。
そんことを、また悶々と考えた昨日の夜でした。
私の個人的な宣言みたいになってすみません。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。