昨日、定時で仕事を終える準備をしていた私に、後輩くんからLINEが届きました。
「コーヒー淹れますけど、一緒に飲みませんか?」
後輩くんと私と共通の趣味があり、美味しいコーヒー豆を頂いたから一緒に味わおうと誘ってくれました。
部屋に入ると、コーヒーの香りが心地よく広がっていました。その瞬間、心が温かくなりました。
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後輩くんと私には、共通の経験があります。同じような体調不調を乗り越えてきたのです。
コーヒーを飲みながら、彼が口にした言葉に共感を覚えました。
「同じ場所に戻ってきたけれど、昔のようには感じられないんです。」
「辛い時に、コーヒーがどれだけ救いになったかを思い出します。」
後輩くん、私も同じ気持ちだよ。
「昔のことを思い出し、現在の状況を振り返ると、涙がこみ上げてきます。」
時に周囲が変わり、組織が以前と違った道を進むことがある。
「私たちは長い間同じ場所に留まりすぎたのかもしれないね。」
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職場の働きやすさを向上させるために尽力した経験がありました。でも結局は特定の立場や肩書きがなければ難しいことも分かりました。私にはその力がなかったのです。
しかし、肩書きがあっても、組織全体の不快な状況に対処することやより良い環境を作り上げることは難しいものです。
今も周囲には苦しんでいる人がいます。私はただ話を聞くことしかできず、これ以上関与することはできません。でもそれは仕方のないこと。
以前は、人生の残りの時間など考えることもありませんでした。将来には無限の可能性を感じていました。
今は50歳。葛藤を抱える今の場所にいることに疑問を感じることもあります。
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後輩くんが淹れてくれたメキシコの中煎りコーヒーは、チョコレートやワインのような風味が広がります。
「あの時、休んでいなければ...」と後輩くんがつぶやきます。
私も同じような思いを抱くことがあります。あの時こちらを選んでいたら、どれほど違った人生になっていただろうか。
「私もたくさんあるよ。」
カップから伝わる温かさが、私たちを優しく包んでくれる。
先日、帰宅した時に父からこんな言葉をかけられました。
「お前が30歳の頃、名古屋の社長が弟子になれと言ってきたこと覚えているか?」なぜか分かりませんが、私を気に入った社長がそんなことを言ってきたっけ・・・。もし彼に弟子入りしていたら、私の人生はどのように変わっていただろうか。
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「なにやってるんすか?」
コーヒーの香りを嗅ぎつけてか、私たちの話声を聞きつけてかはわかりませんが、一人また一人と部屋に入ってくる人がいます。
新たなコーヒー仲間と共に、仕事以外の話をして大笑い。コーヒー一杯が私たちを繋げ、心を温かくしてくれました。
人生は思っているより短い。
この体を借りて、今、奇跡的に生きている。
「なんてつまらない人生だったんだ。」って思って死ぬより、「ああ、面白かった」と言って死んでいきたい。
だからといって、何をどうしたらいいのかはわからないけど、とりあえずは毎日、目の前の仕事を懸命にこなそう。
そして、できるだけ楽しい方を選ぼう、楽しい方を見よう。
今日は土曜日。静かな時間に、お気に入りのコーヒーを淹れて、素敵な休日が始まりました☕️みんなの休日が素敵な一日となりますように。