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こはる日和ー暮らしとごはんと、思うこと

アラフィフワーママのこはるです。好きな本とコーヒーを楽しみながらおいしいものと日記を書いてます。

心温まる美術館への招待

「森の中の家 安野光雅館」へと足を踏み入れる瞬間、森の息吹が全身を包み込みます。その門を潜ると、時の流れが穏やかになり、別世界へと誘われるよう。

安野光雅さんの作品は、静寂の中で生き生きと息づき、見る者の心を優しく温めます。彼の風景は、遠い記憶を呼び覚ますかのような魔法を持っているようです。

 

この空間を創り出したのは安藤忠雄さん。自然に溶け込む建築は、私たちを森の一部にしてくれます。春の風が木々を揺らし、その音が耳に心地よい。ここに立つたびに、新しい発見と驚きが私を待っているはず。

 

和久傳が守る安野さんの作品は、3ヶ月ごとにテーマを変え、訪れる者に新たな感動を与えてくれます。現在は、司馬遼太郎さんとの深い繋がりを感じさせる展示が開催中。まるで日本中を旅するかのような感覚に浸れます。

次は「つるかめさんの歌」の展示が始まります。動物や詩を通じて織りなされる物語たちは、訪れる者の心を豊かにしてくれることでしょう。

 

この場所にいると、自分が安野さんの作品の一部になったかのような錯覚に陥ります。森の声、展示室の静けさ、作品から伝わる暖かさが一つになり、ここにしかない特別な時間を生み出しています。

 

安野光雅館は、ただの展示空間を超えた存在。訪れるすべての人を物語の世界へと誘い、新たな発見と感動を約束してくれます。私にとって、この美術館は探求と発見の旅を続ける場所、魔法のような空間です。